修行日記/2006.4


4/26/この世とあの世

先週、叔母が亡くなった。
50代前半にアルツハイマーを患った夫を、十数年間看病し続け、
最後を看取ってから1年半後、今度は自分が癌に冒された。
告げられた余命の半分は意識のないままだった。
最後の息を吐いた時までの、幸せと不幸せはどちらが多かったんだろう。
長さや重さや大きさでは比べられないそのふたつは、
どちらが心に残っていたんだろう。

あの世で叔父さんと仲良く笑って暮らして欲しい。

戒名には叔父の俗名が一文字、入っていた。

気持ちが大分落ち着いてきた昨夜、ヤスさんの訃報が舞い込んだ。
私がネットで試行錯誤していた頃に知り合った同業者の千安和文さんだ。
不思議なもので、ネットの交流だけでも、
人として波長の合う合わないは、分かるのだ。
「何か企画を組もう」と、誘っていただき、
岡崎の山本造園さんと共に「ネット協同企画」として、
生垣と石積みと竹垣の特集を作った。
すべてメールでの打ち合わせで、仕上げた。
なんだか学生っぽいエネルギーすら感じて、久々のやりがいに浸った。
互いに「ノンベエ」っぽいところがあるので、酒の話題に絡んで、仕事の話ができた。
その後も、掲示板やメールでのやりとりで情報交換や、他愛もない話をした。
いつも、見ている、見ていてくれる、という安心感があった。
いつか、一緒に呑みたいと、思っていた。
現世と来世、この世とあの世、、、、
ネットの世界は、ネの世?
このネの世からいなくなっただけなら、いつか、一緒に呑める日もある。
ネの世で死んでもこの世にいるのだから・・・。
ブログは終わってもいいから、この世には、居て欲しい。
でも、この世からいなくなったのなら、もう、会えない。

「おいおい、ガサネタだぜー、俺は不死身だよ」って、
メールをください。

4/21/帽子

トレーナーのハギレで、帽子(ターバンキャップ)を縫った。
切り落とした枕木やハンパに残ったレンガで何か作りたくなるのと、すごく、似ている。
モノを作るのが好きだ。
良い素材が好きだ。



パイピングを何本か入れたら、なかなか良いのだ・・パターンはwhistle

4/5/ヒアルロン酸の注射

去年からの腰痛は、大分良くなり、朝の動きも元に戻りつつあり、
シアワセを感謝する今日この頃です。
しかーし、次は左膝に来たのだ。
椅子に座った姿勢から立ち上がるにも、ズキッと来る。
段差のある所は右足から登るか、または遠回りをするか、無理をして泣くか、、、
だから、動作が遅くて情けない。
今日は雨で現場はお休み。
タケダのナントカを買いに行こうと思ったが、
国保の納付額を思い出し、整形外科へ行った。
案の定、レントゲンは異常なく、
『水も溜まっていないし、ま、関節が擦りへってんでしょうな。
膝の関節を包む筋肉も衰えてきているんでしょうな。
運動しなさいよ。
ヒアルロン酸の注射、してみますか?』
ひえーっ、そんなの、あるの?
関節の注射ってステロイドじゃないの?と思いながら
『はいお願いします』

一週間おいて何回か続けるらしい。
でも今日の1回で、なんだか、効いた気がする。
帰り道に寄った手芸やさんで、しゃがんで棚の下の方を覗いた後、
立ち上がる時の感じが若かったような気がする。

早速、ネットで「ヒアルロン酸」と「注射」で検索した。
(最近、検索魔だなあ、同じ人が多いだろうなあ・・)
なんと、顔のシワのばしにヒアルロン酸を注射するんだって?
へぇ〜、表情筋を押さえる注射もあるのかあ。
すごいな、黒木瞳なんか、絶対にしてるよな・・。
でも、私は顔より関節が大事だから・・。

夜、教育テレビで「膝の関節痛に効く運動」を見てふーむ。
ためしてガッテンでは、親方のお腹が気になり、明日からご飯を減らそう、と決めた。

情報収集の内容に年を感じるのであった・・・。
「アンタの10年後、ウルサイだろうね」と息子らの言葉は聞こえないふり。