修行日記/2006.6


6.21/キリ番

今日は、何を隠そう(隠さんが・・・)私の誕生日。
なぜ、今になって「隠さん・・」かというと、、、
恥かしいけど、1954年6月21日なのだが、
今朝、自分のHPを開き、カウンターを見たら・・・!!!!
(54621)だったのだあ。
スゴイ、自分で自分の記念のキリ番を踏んでしまったぁー!!!
しかも、「その日」に、一番の違いもなく。
これは、前にサマージャンボが10万円当った時より感動的だ。

普段あまり、カウンターの数字を意識していないが、
先月、開設6周年にあたり、キリ番を踏んでくださった方に何かさせていただこう、と思った。
でも、誰も名乗り出ではくれなかった。ショボーン。
また、何か考えよっと。
今時の言葉では「カウプレ」って言うのね、こーゆーの。

今日は、何も感動のない、道路脇のマテバの強剪定だった。
高所2台とダンプ2台、人7人がフルにヒーヒー動いた。

くたくたになって帰ると、郵便受けに親友からの封筒があった。
有難くて、言葉がない。
そして、偶然のちょいと嬉しいメールもいただき、
ああ、良い日だった・・・

疲れてクタクタだけど、
ああ、良い日だった。


6.13/鎌倉

昨日、従姉妹の姐さん(姑同士が姉妹、旦那同士が従兄弟)と、鎌倉を歩いた。
北鎌倉の円覚寺、明月院、建長寺を回った。
アジサイは現場の方が綺麗だな、と、思った。
途中、去来庵でビーフシチューを食べた。
テレビでいつか見たから、並んでもいいよね、と、いそいそ行列についた。
ブイヨンライスとサラダ、コーヒーがついたセットで2625円。
お肉がトロトロで美味しかった〜
でも、量的に、足りない・・・



そのまま歩いて鶴岡八幡宮へ・・
おみくじは「中吉」
「世に向かって嘆くのは無駄です」ってさ。
はいはい。今の信念、まことを貫きます!

中高年(仲間入り?)で賑わう小町通りをひやかして、お香を買い、
タクシーで銭洗い弁天へ・・・
ウンちゃんが随分愛想が良いので、気分良くなるが、
「どーしますぅ?このまま待っていましょーかー?メーター少し上がるけど・・」
を言いたかっただけなのだ。
あっ、帰りはテキトーにしますから、ここでいいっす・・
と、気が合う二人は、ハモった。
帰り道は下り坂だから、節約、節約、歩きます。

鳥居に守られた、昔のヒトがセッセとくりぬいたトンネルをくぐり、
清らかな、ゴリヤクな聖水?で財布の中のコインを数枚洗った。
お札を洗ってもいいのかな、と、迷ったが、
マニュアルがないので、自己流の「銭洗い」をした。

売店で「銭亀」ってのを買った。
金庫に入れてみよっと。



膝にサポーター、腰にシップ、、、1日よく歩いたなあ。
去年の腰痛悪化の頃には、もう一生、仕事以外は歩かないって決めたのに、
こうして歩ける事は、幸せだなあ。
と、歩けるヨロコビに浸った1日だったのだ。

そして、よくナムナムした日だったな。
私のナムナムはいつも・・
「伊東市馬場町・・・から来ました、イシダハルヨと申します・・」から始まり、
「一生懸命、頑張りますので、よろしく・・・」で終わるのだ。
お祈りは、自分に言い聞かすように、するのだ。


6.9/マムシとドロボー

城ケ崎のとある現場。
草刈をしていた親方が機械を止めて「マムシがいたぞ」と、言った。
私とトミは「へーーっ」と、離れたところで仕上げの掃除をしながら顔を見合わせた。
嫌な予感を抱きながら、
石積みの隙間に溜まった落ち葉や剪定ゴミをブローで掃除し始めた。
上手くブロアーで飛ばないと、手で掻き出したりするのだが、
時々大きなムカデがいるので気をつけている。
その日は、乱視の目が冴えていたらしく、手を入れる瞬間にその模様が目に入った。
うっ、マムシィーーーッ?
ねえねえ、あれ、マムシだよね
どれだよ、まったく、いちいち、、、、
ほら、そこ
ブロアーの筒で場所を指した。
ほほー、そうだね、へへー
トミは私の手からブロアーを取ると、ソイツ目がけてブーーンとやった。
あっ、行っちゃった
おいおい、行っちゃったって、どこへだよ
わかんない、向こうのほう
これで2匹を確認したって事は、まだまだいるって事かあ、、、

数日後、別の現場で草刈機を担いだ親方がまたまた「マムシがいたぞ」
どこどこ?
サカキの根元のぼさぼさしたところを指差した。
トミはウレシそうに近寄る。
ほほーいたいた、動かないね
放っておく?
どこかへ追っ払えよ
ミとクマデを持って来たトミ。
ミに入れるのぉ?
うん
無理じゃないのぉ?
チョンチョンとクマデで突付いたら、案の定、スルスルがさがさと行ってしまって見失った。
あ〜あ、わかんなくなっちゃったっ
そっちの掃除はアンタやらなくてもいいよ
あっそっ

暫くすると、私の足元にカエルがピョコタン飛び出した。
見慣れない形で、後ろ足がなんとなく「マムシ模様」だ。
あまり可愛くない。

そして、今度は、ツバキを剪定していた親方がウレシそうな声。
「巣にタマゴがある」
見れば頼りない薄っぺらなお椀の巣だ。
落とさないでよね
俺が落とすわけないよ
親鳥、いないね

ふあー、まったく忙しい毎日だ。
施主さんがいない現場は、なぜか事件が多い。

そしてそして、今日はヘビでもカエルでもなく・・・ドロボー。

とある別荘の庭で込みをしていたら、風呂場のクルクル回すジャロジー窓に目がとまった。
下の方の数枚がはずされて、地面にキチンと重ねて置いてあり、
網戸が切られてフワフワ風に揺れていた。
うわっ、これ、ドロボーが入ったんだよね
バカッ、触るなよ
今、中にいるのかな
思わず、軍手のまま触りそうになっていたけど、引っ込めた。
こーゆー時、まず、どこへ連絡するか、冷静に考えた。
・・で、まず、東京の施主さんへ電話。
どーもどーも、いつもお世話になっております、ご無沙汰しております・・・
じつは、カクカクシカジカ・・・・
・・・で、施主さんから警備会社へ連絡してもらい、
間もなく○○警備の社員1名が到着。
遅っ。
様子を確認して、何やら電話していた。
そして上司らしき人やら同僚らしき人がワラワラ集合し、あーだこーだ始めた。
つまり、警報ベルが鳴ったのが2、3日前で、
その時確認に来た時には異常がなかった、とか・・
室内にセンサーが取り付けてあるらしいが、ゴキブリが動いても反応するらしく、
今回もそんな事かと思ったとか・・・
風呂場の前は1.5mくらいのコデマリが群植されていて、
丁度今は花の後で徒長枝が数10cm伸び、視界が悪く、見落としたらしい。
刈り込み前だったからねえ・・ふむ。
その時の担当者は、お叱りを受けるのだろうな・・あらら。
そして、ようやくオマワリさんが到着し、メモメモしながら建物の周りを回っていた。
うちのダンプのナンバーや社名も控えていたみたいで、感じ悪っ。
でも、中に入って調べる様子もなく、帰ってしまった。
後から聞いたところによると、警備会社の人がいくら頼んでも入ってもらえなかったと・・。
なぜ?
結局、施主さんの希望で警備会社が中の様子をビデオに撮り、報告する事になったらしい。

我らは、一応、一役買ったって事でいいのかな。
それとも、容疑者・・・?
まさかね。

では、お先に失礼しまーす。

今日、その警備会社から電話が入った。
「あのお、玄関の前に、水筒、忘れてましたよー、、、」
「あらっ、ありがとうーー」