梅干の作りかた


梅の花の開花で、その香りに浸りながら「ああ、冬が終わるんだなぁ」と思うと同時に、
今年はどれだけの実が取れるのかな、と気になってしまいます。
最近、仕事でウメの木を植える事は少なくなりましたが、
昔ながらの庭には、2、3本のウメが植えてある事が多いようです。
柔らかい果肉の品種の実を八百屋さんで購入して漬けるも良し、
庭のウメを収穫して漬けるも、また楽し・・。
いつも漬けている方法ですが、簡単に記します。


取ってきたばかりで、まだほとんど緑色の実です。
こんな状態なら、2.3日置きましょう。
埃がかからないように広げておきます。

黄色く柔らかくなってきました。
部屋中、良い香りで一杯になりました。
一晩、水に漬けてから、よく水気をとります。
私は綺麗なタオルで拭いてしまいます。このあとホワイトリカーにくぐらせてもいいです。
ヘタはお時間あるなら取ってください。
あくまでも自分のペースと時間で・・

私は15〜20%の塩加減で漬けます。
1キログラムに対して150〜200gの塩です。
減塩が流行りですが、気になる方は少し減らしてください。
塩、ウメ、塩、ウメ・・とを交互に入れて、最後の一番上の段に多くなるようにします。
プラスチックの落とし蓋をして、重石を置いて涼しい所に置きます。
我が家は古い家なので床下収納がスースー通しが良く、定位置になっています。

カビのチェックをこまめに・・

水が上がってきました。
カビも出なくて、上出来です。

ここで、シソの時期まで待つのですが、
スーパーで早めに出回る←こんなのが便利。
シソを揉む時間がないから、こればかり使っています。
(またまた、時間優先)
メーカーによって塩加減が違うので、量を加減してください。

梅酢をひたひたくらいまで少なくします。
取った梅酢は瓶に入れて保存します。
生姜を漬けたり、利用できます。

上にシソを置きます。
混ぜたりしなくても大丈夫。

重石を半分くらいに軽くして、夏の日差しまで待ちます。
いよいよ土用干し。(私は梅雨の晴れ間に干してしまう時もあります。)
ザルに平らに広げて三日間。
一晩夜露に当てたり、夜には漬けた汁に戻す方法もあるらしいけど、
私は帰宅後、ザルごと玄関に取り込んで、時々そっとひっくり返したりするだけです。


シワシワに乾いたら、瓶に入れて保存します。
漬け汁を瓶の半分くらいまで入れた方がしっとりしますが、私はシワシワカラカラのまま保存します。
そして、瓶に移して半年経ったくらいが、好きです。