日々のこと/2004.8.10


暑く熱い夏なのだ

暑いのは当たり前。夏だもの。
ジイジが亡くなった年(1995年)も、記録的な暑さだったが、
今年の夏はそれを上回る記録になるらしい。
まさに、オリンピックイヤーに相応しいのかな。
ムッとした重く熱い空気は、あの時の様々な光景が思い出されて、
それでなくても、胸がドキドキしてしまう。

でも、どんなにドキドキしても、ハーハーしても、毎日、同じような時間がまわる。
毎朝、仏壇へお茶とご飯と水をあげ、線香の選考(シャレ)をして香りをチョイスし、
一日のスタートボタンが押される。
そして、お茶をすすりながら、次第にクリアーになって行く体と頭で、
弁当を作っていくうちに、体中の動きが加速されていく。
現場に着く頃には、エンジン全開で、
帽子の小さなつばからはみ出した顔に、チリチリと陽を感じながら、
シャツが汗で重くなるのを感じながら、
それらも次第に気にならないほど、集中力がピークになると、昼になる。

ザッとした家事と老犬の世話に30分使いたくて、昼に一旦帰り、
ピタピタに濡れた服を着替え、洗濯物を取り込み、老犬の排泄やら何やらをし、
フーッと少し息をして、現場に戻り、エンジンを再起動して、
「終わり」までエッサカホイと、動く。
まっ、そんな夏の日々が嫌いじゃない。
ずっと動いているのが、少し、好きだ。
止まってしまうのが、一番、怖くて嫌いだ。

一日中施主さんがソバで見ている現場が、しばらく続いた。
少し、参った。かなり、へこんだ。すげー、疲れた。でも、すぐ、振込みがあった。
納得が行くまで呼び出された現場が、1件あった。
かなり、反省した。少し、反発した。少し、開き直った。でも、まだ、振込みはない。
誰もいない別荘の庭を何件も回った。どこも誰もいない。気楽だ。でも、丁寧に仕上げた。
いろいろ、様々、ありすぎた。
携帯電話を洗濯機でダメにし、機種変したが、データが消えたまま途方にくれた。
FAXとプリンターの複合機の紙詰まりを無理やり引っ張って壊し、泣きながら買い換えた。
花苗の買出しの帰り道、登りの追い越し車線でスピード違反で捕まり、警察が嫌いになった。
忙しいのに、いろいろまだまだ、あれこれありすぎた。

そんな中、縁あって、庭造りが始まった。
信頼してくださり、何もかも任せてくださり、
やりがいと、責任を気持ちよく背負わせてもらった。
完成は、間近。

パキスタキス、他 エンジェルチュチュ、千日紅 エンジェルチュチュ(可愛い花びら!)
クロサンドラ(葉の艶も綺麗)、他 千日紅2種(伸びすぎた!)、ルドベキア サザンクロス