竹垣3件、そして台風22号
今年の米は美味しいなあ、、パクパク。
猛暑で減った体重が戻ったなあ、モリモリ。
な〜んて言っていたら、凄い台風が襲ってきた。
あの日、テレビのニュースを見ながら、じっと家の中で外の様子を伺っていた。
「来た来た、来たぞー」と、構えていたら、途中、フッと静かな明るい感じになった。
「これが台風の目かな」と、思っていると、すぐに、さっきより勢いを増した雨と風が襲ってきた。
凄まじい風と横殴りの雨がしばらく続き、
呆気ないほどの早足で台風が去った後、イヌと一緒に近所を歩いた。
さっきまでの事が嘘のような静けさの中、山の方でチェーンソーの音が響いていた。
あちらこちらで、倒木が道路を塞いでいるらしい。
薄暗くなった公園で、準備してあった祭りのテントが、カクッと足を折って潰れていた。
近くの川は無事のようだな、などと安堵しているうちに、
少し大袈裟に思えるような情報が飛び交い、
間もなく、地元消防団で出動していたトミが帰ってきた。
かなり、興奮気味。
宇佐美がひどい事になっているらしい。
亀石峠から伊東へ下り、最後のカーブを過ぎたあたりから海への直線道路が土石流らしい。
流されたタンクローリーが道路をふさぎ、ある車は海まで流され、
道路は川になっていて、とにかく、いろんなものがゴロゴロころがっていて、
屋根のない家があちこちで、信号機は曲がり、電柱は倒れ、・・・・・
朝になると、倒木をなんとかして欲しい、竹垣が壊れた、などなど電話が続き、
テレビに映し出された現状に驚き、そんな最中、わが地区では祭りは決行されたのだ。
(よせば良いのになぁ、と思ったけれど・・・)
そして、祭りが終わると、倒木の処理が続いた。
まさか、という高い木がバタバタと倒れている。
家を直撃している場合、木を撤去しなければ後の作業が進まないので、かなり急いでいた。
撤去して漸く、家の破損状態がわかり、修理の目途が立つのだ。
まだまだ、手を付けていない倒木処理が残っているというのに、
またもや次の台風23号が上陸しそうだ。
うー、どうなることやら。
ケヤキが隣の家に | ヒマラヤ杉が折れた | こんなの、序の口 |
今回の被害の処理などで、予定表が大幅に狂ってしまい、
お客様に、ご迷惑をかけてしまいました。
ほんとうに、すみません。
こんな事になるなんて、想像もしていなかった先月から、竹垣工事を3件続けていた。
一つは天然竹の建仁寺垣(L16m)、もう1件は人工竹の四ツ目垣(L40m)。
そして、クロチクの袖垣。
建仁寺は建物内の中庭なので、部材を運ぶのに苦労した。
人工の四ツ目は、決まった幅に組んであるので、フェンスの設置と同じようなもの。
袖垣は、丸太に溝を作るのが少し面倒だが、クロチクの感触がたまらなく好きだ。
そして、それぞれ、支柱を埋ける(いける)穴を掘るのは同じ作業だ。
ガッツン、ガッツンとスコップを入れる。
2本の柄が交差した双子のスコップは、立ったまま掘れるから腰が楽だが、腕が辛い。
年とともに、携帯用穴掘り建柱機が欲しくなる。
途中、張った根っこを切りながら、なんとか穴が出来、丸太や柱型を極めると、ほっと一息。
ここまで来れば、後の作業はサクサクと面白く進むのだ。
でも、やっぱり、竹をカンカン叩いて並べたり、シャーカシャーカと切ったり、
水を含んだシュロ縄を威勢良く水切りをして、真っ黒になった手でキュッと縛り、
そういう気持ちいい音のある仕事が好きだなぁ。
インパクトでダダダッとビスを止めるのは、味気ないなぁ。
でも、味気ない作業もなかなか楽しいなぁ。
などと、いつも同じ事を思うのだ。
↓作業前 | ↓完成 | |
↓くり針と、その使い方 (立子の間に割った竹を入れ込み、出来た隙間に針をグルンと入れると、 下から手前に縄が帰ってくる) |
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↓胴縁の竹は長いから運ぶのに苦労・・ | ↓親方が飾り結びをしている | |
↓人工竹の四ツ目垣(支柱はアルミ) | ||
←クロチクの袖垣 縄の感じが撮れなかった。 ザンネン。 |
おまけ(花は難しい。)
ペンタス、キャットテール、エンジェルレース (ペンタスは花期が長い。) |
カランコエ、ガーデンシクラメン ポットのままセットし、枯れた順に取りかえた |