日々のこと/2004.11.22


アジサイのリース〜施工2件

11月に入ると、年間管理のラストスパートに入る。
天気予と電話に敏感になり、体の回復力と相談しながら、ガンバル日々が続くのだ。

ある現場でトミと二人、芝や剪定ゴミをクマデでかき集め、斜面を登りヒーコラホイと運びながら、
「二人って楽だわなあー。」と、言うと、、
「昨日は、ゴミ運びが俺だけでさ・・・!!あのメンバーだと、やっぱ俺が下っ端だからなぁ。」
と、トミ。
前日は、私は溜まりすぎた雑用のため、現場を一日休み、
助っ人の職人を含めた男だけの現場だった。
つまり、「昨日はアンタがいなかったから大変だったんだぜー」という、
同僚の関係の会話なのだ。
「これってさー、延々と1人でやってると、悲しくなる時、あるよね。」
「やらなくちゃ、終わらないしね。」
などと、傷を舐めあうような、会話をしながらの掃除とゴミ運びは、
なぜか、気が紛れて動作も軽く感じるのだ。
親子の関係はもうずっとどこかに置き忘れているなあと、いつも、思う。
時々、この老体を労わってくれるような素振りと、小生意気な口が、年の差を感じるだけだ。

そんなこんなで、ほとんど休みなく現場が続く。
ささやかな喜びは、ホッタラカシの庭に見つけた宝物だ。
夏、艶やかに咲いたアジサイが「褪せた」好きな色になっていると、ホッタラカシバンザイの気分。
枯れる前の、程よく色が抜けている姿はうっとりする。
イップクの時、丁寧に切りソォーッと抱えて宝物を車に運ぶ。
夜が更けて独りモクモクとリースに繰りつける自分を、ニヤニヤと想像しながら・・・。

こんな色、持って帰らずにいられない・・・ ガクアジサイはブーケに・・

市内S邸

お馴染みのお客様からのご依頼です。
古くなった鉄の門扉とフェンスをアルミのアコーデオンドアとフェンスに取替え、
高木類を中心に剪定をしました。
開口部が広くなり、車の出入りも楽になりました。
ブラウンのフェンスは景観を邪魔しません。
ここは二年毎に剪定をしていますが、切るのも運ぶのも、いつもエンジン全開です。
建物の周囲がぐるりと広大な庭なので、剪定ゴミは2tダンプにコンパネ立てて8台分。
趣味でブドウを栽培されていますが、今年はご主人の体調が悪く、手間をかける事ができず、
おかげで、リース用に巻きヒゲがクルクル可愛いツルをいただきました。
やむなく放置している場合は「ホッタラカシ」とは言わないのです。
枯れたものが好きだねぇ・・と、同僚に笑われました。

↓施工前 ↓施工後 
↓大きな燈篭が3つあります。二宮君は読書しながら働きながら笑っている・・

伊豆高原N邸

当地へ引っ越されて間もないご夫婦からのご依頼です。
芝生の庭に、お花を育てるためのレンガの花壇を造りました。
奥様のご希望で2段に仕切り、芝生と平らに歩くスペースを入れました。
地盤は床掘りの後、砕石10センチをしっかり転圧してあります。
花で一杯になる花壇を想像しながら、レンガを積みました。
花壇の横には、同じレンガでサークルを造りハナミズキ(赤)を、
玄関前には株立ちのヤマボウシを植栽しました。
この地に馴染んで花を付けてくれる日が楽しみです。
(作業中と完成の写真のうち3枚はN様撮影のものです。)

↓施工前 ↓花壇設置、ハナミズキ植栽
↓作業中
↓施工前 ↓ヤマボウシ植栽