アジサイのリース〜施工2件
11月に入ると、年間管理のラストスパートに入る。
天気予と電話に敏感になり、体の回復力と相談しながら、ガンバル日々が続くのだ。
ある現場でトミと二人、芝や剪定ゴミをクマデでかき集め、斜面を登りヒーコラホイと運びながら、
「二人って楽だわなあー。」と、言うと、、
「昨日は、ゴミ運びが俺だけでさ・・・!!あのメンバーだと、やっぱ俺が下っ端だからなぁ。」
と、トミ。
前日は、私は溜まりすぎた雑用のため、現場を一日休み、
助っ人の職人を含めた男だけの現場だった。
つまり、「昨日はアンタがいなかったから大変だったんだぜー」という、
同僚の関係の会話なのだ。
「これってさー、延々と1人でやってると、悲しくなる時、あるよね。」
「やらなくちゃ、終わらないしね。」
などと、傷を舐めあうような、会話をしながらの掃除とゴミ運びは、
なぜか、気が紛れて動作も軽く感じるのだ。
親子の関係はもうずっとどこかに置き忘れているなあと、いつも、思う。
時々、この老体を労わってくれるような素振りと、小生意気な口が、年の差を感じるだけだ。
そんなこんなで、ほとんど休みなく現場が続く。
ささやかな喜びは、ホッタラカシの庭に見つけた宝物だ。
夏、艶やかに咲いたアジサイが「褪せた」好きな色になっていると、ホッタラカシバンザイの気分。
枯れる前の、程よく色が抜けている姿はうっとりする。
イップクの時、丁寧に切りソォーッと抱えて宝物を車に運ぶ。
夜が更けて独りモクモクとリースに繰りつける自分を、ニヤニヤと想像しながら・・・。
こんな色、持って帰らずにいられない・・・ | ガクアジサイはブーケに・・ | |
市内S邸
お馴染みのお客様からのご依頼です。
古くなった鉄の門扉とフェンスをアルミのアコーデオンドアとフェンスに取替え、
高木類を中心に剪定をしました。
開口部が広くなり、車の出入りも楽になりました。
ブラウンのフェンスは景観を邪魔しません。
ここは二年毎に剪定をしていますが、切るのも運ぶのも、いつもエンジン全開です。
建物の周囲がぐるりと広大な庭なので、剪定ゴミは2tダンプにコンパネ立てて8台分。
趣味でブドウを栽培されていますが、今年はご主人の体調が悪く、手間をかける事ができず、
おかげで、リース用に巻きヒゲがクルクル可愛いツルをいただきました。
やむなく放置している場合は「ホッタラカシ」とは言わないのです。
枯れたものが好きだねぇ・・と、同僚に笑われました。
↓施工前 | ↓施工後 | ||
↓大きな燈篭が3つあります。二宮君は読書しながら働きながら笑っている・・ | |||
当地へ引っ越されて間もないご夫婦からのご依頼です。
芝生の庭に、お花を育てるためのレンガの花壇を造りました。
奥様のご希望で2段に仕切り、芝生と平らに歩くスペースを入れました。
地盤は床掘りの後、砕石10センチをしっかり転圧してあります。
花で一杯になる花壇を想像しながら、レンガを積みました。
花壇の横には、同じレンガでサークルを造りハナミズキ(赤)を、
玄関前には株立ちのヤマボウシを植栽しました。
この地に馴染んで花を付けてくれる日が楽しみです。
(作業中と完成の写真のうち3枚はN様撮影のものです。)
↓施工前 | ↓花壇設置、ハナミズキ植栽 | |
↓作業中 | ||
↓施工前 | ↓ヤマボウシ植栽 | |