アリガタヤを唱えれば・・・
2004年、仕事と、仕事以外のスッタモンダが、いつもの年よりキツかった、かなあ。
それでもこうして資金不足五体満足で年末を迎えられる幸せ、ああ、アリガタヤ。
年末は、アリガタヤを唱える適期なのだ。
暮れの過密スケジュールは、動かし続ける体が、見る目や感じる心を閉ざし、
1日が終わる安堵感に浸るだけで、全てがチャラになってしまう。
毛布と体の隙間が温まってくる頃、そんな終わりに抵抗して、感じておけば良かったモノたちの事を想う。
そして、可笑しな夢を見るだけで、朝が来る。
でも、「想う」時間のない事は、非常に健康に良いのかもしれない。
アリガタヤ。
去年の暮れ、3件のキャンセルがあった。
今年はそのうちの2件から、依頼があった。
予定が一杯なので、断ろうかとも思ったが、親方は快く受けた。
どちらのお宅も、帰り際、
「やっぱり、石田さんじゃないと、ダメだ。」と、言ってくれた。
普通に笑っている親方の顔に、「へへーん、ほーらね」と書いてあるのが、私には見えた。
ある大口の剪定の依頼を断ったくせに、意地張っちゃって・・・。
でも、きっと、¥マークより、価値があったのだ。
アリガタヤ。
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