修行日記／２００５．２．２８

ピアスの穴と公園のハト

前置き
とうとう「日々のこと」が「月々のこと」になってしまいました。
仕方ないので、とりあえず、
今月からタイトルを「日々のこと」ではなく「修行日記」とします。無念。
そろそろＨＰの中身も整理せねば・・。
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２月の管理作業は施肥が中心で、私の出番がポッカリ空く時がある。
そんな時は、やりたい事のランキング上位から、とりかかる。
セーターの裾をほどいて編み直し、
ミシンを出してバッグを縫い、
タマゴを泡立ててケーキを焼き、
花を摘んで押し花にし、
こま切れの自由時間に、広く浅く、自分を楽しむ。
時々手を休めては、いつも気にする暇のない体や顔を気にしてみたりもする。
膝や腰の痛みが気になってストレッチをしたり、
絶対に飲まないだろうサプリメントのチラシを眺めたりする。
余計な時間があると、不必要な情報も吸収してしまうのだなぁ。
などと思いながら、そーいえば、ピアスの穴、右の耳はもう塞がったかなぁ、
と、耳たぶに手をやる。
少しのこだわりでピアスを左耳だけ飾るようになり、数年経った。
オソルオソル、ポストを刺すと、
おや、まだ空いているではないか。
そして、突然、こだわりを捨て、右耳も飾る事にした。
そしたら、気分がフワアと軽くなった。
上手く生きられなかったのを、息苦しかったのを、笑えなかったのを、
どこに擦り付けたかったんだろう。
ぐるり廻って自分に戻ると、道標が一つになって、フワアと軽くなるのだ。

オステオスペルマム（ディモルホセカに似ている） カンパニュラ・ゲットミー	カランコエ・ウェンディー（釣鐘状の花が可愛い） プリムラジュリアン（チビで可愛い）、花かんざし
押し花のカード（モッコウバラ）（バーベナ） 枠と文字はＰＣで作る。	（オブコニカ、ビオラ、花かんざしの蕾）

のんびり楽しんでばかりもいられず、プチ植栽や移植を終わらせ、
今月のメーンイベントへ突入した。
市内の公園は、去年１０月の台風による倒木が手付かずで、荒れたまま年を越したが、
漸く予算が組まれ、緑化組合が各所を受け持ち、処理が始まったのだ。
我ら３人チームは伊東駅から近い松原公園にとりかかった。
神社の脇を抜け、２ｔ車すれすれの狭い坂道を登る。
テングス病が目立つサクラに囲まれた、静かな公園。
そのうちの１本が倒れて、根っこを空気に晒したまま、乾き始めていた。
斜面では、不安定な木々がかろうじて隣の木に寄りかかっていた。
チェーンソーの音が鳴り響き、ユンボがキャタピラの模様を地面に描く。
イップクの時、ハトがポーポー集まってくる。
ドングリに鋏を入れて実を取り出し、地面に蒔くと、夢中で食べる。
１０羽ほどの集団の、上下関係が面白い。
そのうち慣れてきて、首の細い、一番弱いハトがトミの体に乗ってきて、
手に乗せた実を上手そうに食べた。
太った、一番強いハトが「俺はそんな事はしないポー」と、言った。

下は斜面。トミ、大丈夫かあー。	メットよーし。黒板、カメラよーし。	この高さまで、蟻のスミカになっていた
ニカーッ	美味いか？