修行日記/2005.3.19


花粉を浴びて

花粉症の告知から、早二十数年。
今年は、すごいらしい。
と、年明けから覚悟はしていたところ、寒さのせいか、症状が表れず、
あらら、いよいよ抗体ができて解放されたんだわ。
と、ヌカヨロコビをしていたら、3月に入った途端、花粉探知機の針が振り切った。
毎日様々な花粉を浴びていても、抗体はできず、
症状はその年の飛散状況と比例した、ごく一般的なものだ。
サイワイな事に、毎年この時期は剪定の仕事が少ないのだが、
今年はアリガタイ事に、やや多い。
とくに、数年放置された木の剪定は、弱った粘膜に刺激的。
それがスギやカイヅカなどの針葉樹とくれば、
チクチクした茶色の古っ葉や、長年溜まった埃でチョー刺激的。
某医院にて毎年処方してもらっている薬を飲み、
更に市販の鼻炎カプセルや風邪薬を飲み、
目薬を注しマスクをして現場に出たが、、、、。
マスクの中にティッシュを数枚重ねて入れ、流れる鼻水を軍手で押さえる姿は、
少し、悲しい。
クシャミの多くは、1回目のヘーークションの後、
短いブレスを挟んでから、へーーのないのが2回続く。
三拍子に近い楽しく愉快なリズム。
が、
泣きも笑いも怒りもせずに、現場から脱出する事だけを考える。
トロンとした頭で出た答えは、「ひたすら動いて終わらせる」だった。

そこいくと、
塩ビのパネルやアルミの柱は、無機質なのに優しい。
インパクトでキュルルダダダと打っていれば、普通の花粉を吸うだけで済むのだ。
土も優しい。
いつもはスコップがガッツンと当る石や根っこに舌打ちすらするのに、
剪定のゴミに比べたら、ハンモックでうたた寝するようなものだ。

と、まあ、この時期が過ぎるまで、水分補給とストレス発散を心がけるとしましょう。
もうすぐ、夏だもんね。


市内SG邸

施工前(レッドロビン撤去後) 完成(建仁寺垣、伊勢砂利)
施工前 完成(御簾垣、植栽)
道路から玄関への敷地延長の細い通路は、
既存のレッドロビンを撤去した後、
隣地との境界に目隠しの建仁寺垣を設置、
防草シートの上に伊勢砂利を敷く。
玄関前の狭いスペースには、
御簾垣を据え、植栽。
移動したガスのメーターが困ったチャン。


I別荘地T保養所剪定

施工前 完成
スギ、マツ
ヤマモモ、ツバキ、マサキ