修行日記/2005.5.12


5年目のある日

HPを開設してから、5年が過ぎた。わおっ。
時の流れにヒックヒックしながらも、良い出会いをたくさん経験した5年間だった。
年を重ねる毎に、いろいろな「記念日」を意識しないようになったけど、
今回は何か考えようと少しだけ意気込んでいた。
でも、気がついたら次の日になってしまい、
しかもカウントが40000件を越していた。
カウントは何度か変えたので、合計の数字は不明だが、
これからは、そーゆー事も意識していかなくちゃならないかなぁ。
でも、「気がついたらここに来ていた」と思う瞬間が私の節目でありたいのだ。
だから時間が作る節目のアレコレは、今まで通りでいいかなぁ。

あはっ、振り返ると、ランダムな節目が曲がって並んでいる・・。


GWが終わったある日、ちょっとしたスパイスな事があった。
3年前の夏、東京のある工務店からの依頼で、
伊豆高原近くの別荘で小さな仕事をした。
とても暑い日で、全身汗まみれで動いた。
丁寧に仕上げた後、西日を避けた木陰で氷の解けたヌルイ麦茶を飲んだ。
その後しばらく経ってから、「支払いを待ってくれ」との電話が何度かあり、
親方の応対をハラハラしながら傍で聞いていた。
支払いに四苦八苦しているのは、皆、同じなのに、
その工務店の言い分に「頑張ってください。」と、言える親方が、
正直言えば、内心、歯がゆく、
大した額ではなかったのに、作業の一コマ一コマを思うと、悔しかった。
でも、私が学ぶべきは、無理に押さない姿勢をいつも持ち続ける親方の強さだと、
納得したら、なんだかスッキリしてしまった。
そして、そのまますっかり忘れていたのに、3年近くも過ぎて電話があったのだ。
「ずっと待っていてくださり、ありがとうごさいました。
いろいろあって、大変でしたが、漸くお支払いできます。」
親方が不在で、電話の応対をした私は驚きながらも、多分親方が言うだろう台詞をいくつか並べた。
電話を切った後、「うっそー!!」と、叫んだ。
帰宅した親方に知らせると、平らな感じで「へぇーっ」と、言った。

翌日、遅れたお詫びにと、金利には満たないものの、少し上乗せした金額を振り込んできた。

いろいろ絡み合って、ピリッと刺激で、あれこれ嬉しかった。

こんな日も、節目の隙間に挟まっているんだから、面白い。


  川奈N邸
    

↑シダレモミジの新芽が瑞々しく光る

3月に既存のナツツバキを撤去し、
植栽しました。

落葉している姿から、これを想像して
ワクワクしていました。

      
↑満開のモッコウバラ

       ↓溢れて咲くオスペオスペルマム