修行日記/2005.7.4


半分過ぎて

このところ天気予報が、星占いのような確率だ。
(おっ、予報士と占い師では「し」が違うなァ・・。)
「降るか降らないか」「暑いか涼しいか」くらい、せめて前日に知りたいのだ。
仕方なく、朝、空を見てから判断して現場へ向かう日々が続いた。
マンションSの庭は二年目に入り、少し手際が良くなった。
広い敷地内を次々と移動するため、追われているようで体がキツイ。

どの庭もこの時期は低木の刈り込み、芝生の手入れ、などが中心だ。
目線の高さでスッキリするので、仕上がると気持ちがいい。
庭造りも手入れも、時に体はキツイけど、現場の作業そのものは気持ちがいいのだ。
でも、そんな現場を楽しむには、「営業」や「立案」で仕事をゲットしなくてはならない。
そして、現場を楽しんだ後には、事務的手続きを経て、入金が済まされなくては、終わらない。
そんな流れをすべてこなすのは・・・、
いい時ばかりじゃない、と、知れば知るほど、
途中各所でのガッツポーズに味が出る。
ズキズキした痛みを味わった時代があればこそ、旨みがわかるのだ。

と、まあ、一連の流れが無事に終わったり、途中だったり、始まったり、消えたりしながら、
今年の半分が過ぎてしまった。
そしてまた一つ、年をとった。
年々、体力に自信がなくなり、健康に対する不安が増えてきた。
一晩眠ればシャキーンと回復している・・そんな頃が懐かしい。
サプリメントを飲むのが当たり前の時代でも、なるべく飲みたくない。
栄養は食物から取ればいいのだ。
と、意地を張っている。
いつまで続くか、この体と意地。
痛む関節はそれなりに、自信のない記憶力はトボケながら、アルコールは控えめに、
誤魔化しゴマカシ、「老い」と付き合って行くしかないのだ。
今年も神様からのプレゼントは庭造りの仕事だった。
せいぜいガッツポーズで関節が壊れないように、控えめな「ヨッシャー」を心がけよう。



アリストロメリア→
5月に活躍してくれました。
花もちが良く、評判が良かったひとつです。
花が終わった今は、秋まで日陰でオヤスミです。



←ピラミッドアジサイ(別名ミナヅキ)
カシワバより可憐な感じです。
鉢もので飾ったので水切れが心配でした。
試しに根元に水ゴケを敷いたらなんとか元気にしていました。

今年はいろいろなアジサイを試しました。