6月?日/ミカンの木とブラシノキ/
なぞかけだったら、そのココロは、
ブラシは洗う道具、
ミカンは皮から、オレンジオイルという洗浄物質が出来る、
どちらも、きれいにする、と解ける。
でも、今日はなぞかけではない。
当方で、管理させて頂いている別荘S邸の庭に、
どちらも植えてあるのでした。なあーんだ。ってね。
ミカンは、このあたりの別荘では、皆さん、植栽を希望する木です。
アマナツ、ハッサク、キンカン、ユズ、などが多いです。
産地直送を自分の庭で楽しめるのも、
気候の温暖な、伊豆ならでは。
実のなるものは、楽しみだし、
白い花も甘い香りで、奇麗です。
市場へ出荷するようなミカンは、消毒、施肥、剪定、摘果、除草等、
仕事は山ほどありますが、
家庭で楽しむのに、最低限必要な作業をさせて頂いています。
例えば、消毒や施肥なら、回数を少なくする、とかです。
それでも、立派なおいしいミカンになります。
今日は、木の下の雑草をとり、(土が肥えてるから、ミーちゃんがいっぱい。)
別の所で刈ったカヤを運んで、敷きました。
取った草は敷いてはいけません。
庭をぐるっと一回りしたら、
ブラシノキが真っ赤な花を付けていたので、
カメラにおさめました。
その名の通り、コップや、ビンを洗う、
柄の付いたブラシに似た花です。
枝に、ぶつぶつと、虫の卵が、ついていて、
消毒しなくちゃ、と思ったら、
これは、長年付いている実だそうです。
ブラシの正体は、雄シベです。
6月?日/はなさかじいさん
管理させて頂いている別荘の、
ツツジとサツキを刈り込む作業が、始まった。
自分の庭なら、それぞれの花が終わった頃を見計らって、
刈りたいけれど、その都度、作業に行くのは、
時間と費用がかさむので、まとめてさせて頂いている。
ツツジは、しおれた花と元気な新芽で、情けない姿、
サツキは、まだ、後1週間位、楽しめそうだな、と、
もったいない思いもする。
「咲いてる時、刈るのが一番いい。」と、親方。
竹ぼうきで、さーっとはらって、鋏を入れる。
「今、きれいにしてやるからね。」
新芽にはもう、ケムシが食べた後もあったりする。
刈り終わって、根元の草や落ち葉も一緒に掃除。
親方は、松のみどり摘みをとっくに終わって、(とにかく早いのだ)
掃除する私とTOMIの後を、肥料を抱えて、ついてくる。
髭の形はちがうけど、私たちは、こっそり、
「はなさかじいさん」と、呼んでいる。
(はなさかじいさんに、ひげ、あったかな?)
脇に肥料の入ったバケツを抱え、蒔く姿が、
まさに、ソックリなんだものね。
バケツの中身の追肥(おいごえ)は、
油粕に少し、化成肥料を混ぜました。
最近、その辺で、手軽に買える油粕は、品質が悪いらしい。
うちでは、農協さんから、
食用油を作っている会社の製品を買っています。
花の色がなくなって、緑一色になったツツジを見ると、
もうすぐ、夏だなぁと、シミジミ思ったのでした。
6月?日/ケムシはかゆいぞ/
気を付けていたのに、ケムシにやられた。
まず、親方が、ツバキを剪定していて、腕に被害。
同じ葉っぱにびっしり並んで、仲良く食事をするチャドクガ。
食べ尽くすと、また、仲良くいっせいに、次の葉っぱに移動。
不思議な集団行動だな。
むらがっているその一枝を切って、処分したものの、
袖口から、ドク針毛が入ったらしい。
処分したって、毛が一本残っていても、かゆくなるのは、わかっていても、
枝運びのハル様は、見事に、お腹と、腕に被害。
下に着るシャツは、ズボンの中に入れて、お腹を隠しましょう。
と、いうのを、うまい標語にしたい。
あぁ、顔でなくてよかった・・・。ほっ。
少しなら、キンチョールみたいなスプレーを吹きかけても、退治できる。
でも、バタバタとケムシが落ちても、ぜーったいに、近づかない事です。
それから、食べおわった葉にも、ドクが残っているので、触わらない。
近くのクモの巣にも、残っていたりします。
広い範囲なら、ディプレックスやスミチオン(商品名)で、
処理した方がいいと思います。
ツバキやサザンカを眺めて、部分的に葉っぱがなくて変だなと思ったら、
まず、チャドクガを疑って、気を付けて!
6月?の次の日/ムカデはこわいぞ/
今日は、しばらく手入れをしていない庭で、
うっそうとしていて、すごい状態だった。
親方は、シイ、カシ、クロガネモチ等の高木へはしごでスルスル登り、
私とTOMIは、刈り込みや、除草作業に入る。
落ち葉がしっとり濡れてて、その上に草がボーボーになっていて、
そこに何が隠れているか、すぐに解っちゃった。
だから、素手は、絶対入れないのよ。
カマと、小熊手の武器で、慎重にやるの。
で、やっぱり、居ました。ムカデ。特大のが。
(こいつには、チャンも、君もつけないで、呼び捨て。)
こういう、しっとりした落ち葉の中がだーい好きなので、注意!
ムカデにかまれたら、筋も切れるってよく言うけど、
口に毒をもってるらしい。(わたし、まだ、未経験。)
あーぁ、昨日ケムシで、今日ムカデ。
お仕事させて頂くシアワセが、この「あーぁ」を消してくれるけどね。
それと、すべてが終わった時、近所の方や通り掛かりの方とかが、
「きれいになりましたねぇ」と、声をかけて下さると、
「あーぁ」はもう完全にどこかへ消えちゃいます。
6月?日/ちょっと関係ないけど学校のこと/
三男坊が通う某県立高校で、仲の良い友達が、謹慎処分になった。
教師側、生徒側、双方の言い分はあるだろうが、
裁判長がいる訳でもなし、調停員がいる訳でもなし、判決が出る訳でもなし、
処分は職員会議だけで決定されるらしい。
私はカヤの外から、生徒側の言い分だけを聞いたから、
何とも言える立場ではないが、生徒の教師への信頼は崩れたかもしれない。
「何言ったって、しかたないさ」
と、何でも話せる相手として、相談役としての関係を教師に求めるのは、
半ば、いや、ほとんど、諦めたのかな、と心配。
「せんせーい」と駆け寄って、冗談を言い合うような関係は、諦めたのかな。
教師の胸を押したら、暴力行為になった。
前後に他のやりとりがあっただろうが、生徒はその結果に不満を抱いたのかもしれない。
普段から、シャツを出して、髪を茶色にして、少々反抗的な態度・・・。
こんな理由にも不満を抱いたかもしれない。
その不満を態度や口に出して表せば、どうなるか、・・・。
だから、諦める。冷めきっている。
「触ったり、近寄ると、謹慎になるかもしれないから気を付ける。」と、
なんか、悲しい言葉です。
私は親として、こう助言しました、なんて、偉そうな事は言いませーん。
子どもの方が、意外と冷静に考えてたりするから、
かえって、教えてもらうことの方が多かったりするのですよ。